受験に対しては、本当に不安がつきものです。
今年度の試験ではどうなるかはわかりませんが、前年度や歴代の試験の様子が分かれば、少し安心できますよね?
ということで、この記事では実際の藝大の三次試験の流れ、
新曲視唱とリズム課題の試験時に、これはやっておこうという注意点があります。
それをまるっとまとめました!
また、令和3年度(令和4年2~3月実施)の受験時の情報を盛り込んでお伝えしています!
※コロナの情勢が変われば、また違った試験になるかもしれませんので、悪しからずその辺を踏まえて参考にして、活用していただけると嬉しいです。
では、早速いってみましょう(^▽^)/
コールユーブンゲンが終わったら、すぐ予見させられる
3次試験の幕開けは、コールユーブンゲンから始まりますが、コールユーブンゲンの試験が終わったらすぐに、新曲視唱とリズム課題の予見に入ります。
前回の記事:藝大三次【コールユーブンゲン】試験のながれと注意点
息をつく暇もなく、すぐに次の試験です。
コールユーブンゲンの試験時と同じく、マスクを着用して試験を行います(令和3年度試験時)。
気合を入れて、頑張りましょう!
予見室に移動して、予見する
予見室にはスタッフの方がストップウォッチを持って、待ち構えております。一通り説明があるので、よく聞いて、予見がスタートします。
令和3年度の試験では予見に部屋が設けられていましたが、廊下で予見するということも、過去の試験ではありました。
予見している最中、静かとは限りません。実際私が受けた年は、人の話し声や前の人が歌っているのが聴こえてきたりしました。普段からすこし騒がしい場所で楽譜を読むということをしておくといいかもしれません。
(試験室の前で待機)
予見が終わってから、すぐに歌えない場合があります。予見をして、試験が行われるまで2~3分ほどかかる場合があります。もちろん待っている間は楽譜を見ることはできません。
試験室に入る
部屋に入ったら譜面台の前まで移動して、自分の受験番号を言います。このへんのながれは当日のスタッフさんからも説明があるので、しっかり聞いておきましょう。
歌い始める前に、ピアノで主和音と開始音を弾いてくださいます。よく聞いて歌い始めましょう。
まずは、新曲視唱課題を歌う
新曲視唱課題は、伴奏はついてないので自分のペースで歌い始めましょう。
このとき、コールユーブンゲンの歌唱時と同じように、しっかり一小節分は拍子をとってから歌い始めましょう。
声楽科の試験では、すごく難しい新曲視唱課題は出ません。どれくらいの難易度なのかは公式ホームページの募集要項で確認してみてください。
注意点としては、とにかく止まらずに歌い切ってください!音程が分からなくなったら、音名とリズムを死守し、何が何でも歌い切ってください。
続いて、リズム課題
新曲視唱が終わったら、そのままリズム課題へ。
リズム課題では、拍を振ることを審査員側が要求しています。
手で拍を振りながら,下記のリズムに音程をつけずに音名で読みなさい。
2022年度東京藝術大学音楽学部・別科学生募集要項 53頁 「リズム課題例題」
リズム課題は、手で拍が分かるようにしましょう。
こちらも、止まらないように読み切りましょう。
試験が終わったら
速やかに退出し、帰宅しましょう。
ここで、うまくいかなかったからと言って、落ち込んではいけません。
三次試験は続くのです。
三次試験二日目の対策をしましょう。
まとめ・アドバイス
新曲視唱とリズム課題のながれが分かったのではないでしょうか?
とにかく、この二つの課題では、止まらずに歌い続けること・歌いきることが重要です。
また、拍子をとりながら歌ったり、読んだりするようにしましょう。
対策については、数をこなせばだんだんと慣れてきます。難易度的には難しくないので、真剣に半年から一年勉強すれば、受験課題程度できるようになるでしょう。
また、三次試験はマスクを着用したまま歌ったり、読んだりします。練習の時にもマスク着用したまま歌えるか、練習しておくといいと思います。
皆さん頑張ってください!(^▽^)/